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四つの道は、言葉だけだと硬く見えます。 前提知識のない方が最初の一歩で引き返さずに済むよう、要点を図にしました。

5編全30枚

志道和幸とは

まず、この言葉が何を指すのかから。

志道和幸。四つの道をたどる。志を立て、道を守り、和をなして、幸せになる。
志道和幸
「志道和幸」は四つの動詞でできている。志を立てる=何のために生きるかを自分で決める。道を守る=決めたことを続ける形にする。和をなす=大事なことはひとりでは為せない。幸せになる=幸せは目的ではなく、その先に現れる。順番があります。志が先で、幸せは最後。
四つの言葉
ひとつの問いを四つの角度から見る。幸せのかたち=日本の歴史と文化に根差したウェルビーイング。歴史のつくられ方=WGIPと歴史戦。親が学ぶ=現代版親学OYA-SCHOOL。心を育てる=感知融合の道徳教育。
四つの道
数学者・岡潔が示した順序。情=感じる、人の本体はここにある。知=考える、情がなければ地図がぼやける。意=決める、地図がぼやければ決められない。情が濁ると、知も意も働かない。
教育の順番

幸せは、輸入できない

日本の歴史と文化に根差したウェルビーイング。

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幸せは、輸入できない。日本の歴史と文化に根差したウェルビーイング。
第一の道
国が教育の目標に掲げた言葉。身体だけではなく心も人とのつながりも含めた良い状態。一瞬ではなく続いていることに意味がある。第四期教育振興基本計画の二本柱の一つ。
ウェルビーイング
獲得的幸福は手に入れて満たされる、達成・成功・自己実現。協調的幸福はつながって満たされる、調和・支え合い・居場所。日本はこの二つの釣り合いを重んじる。
二つの幸福
セリグマンのPERMA理論。前向きな感情、没頭、関係性、意味、達成。五つが揃うほど幸せは長続きする。
幸せの五要素
奪い合えば誰かが勝てば誰かが負け、幸せの総量は増えない。つくり合えば、わたしを失わずに共につくり、幸せの総量が増えていく。ウェルビーイングは共創するもの。
競争か、共創か
和=和を以て貴しと為す、十七条憲法。縁起=すべては支え合って成り立っている。侘び寂び=足りないこと、移ろうことを受け入れる。共在感覚=そこに共にいること自体に価値がある。
日本の中にある
世界の神話はこの三つに分かれる。創る=神が世界をつくる、西洋の型。産む=神が世界を産む。なる=おのずから成る、古事記の型。日本の幸福観は「なる」から来ている。
創る・産む・なる

歴史は、つくられた

WGIPと「歴史戦」。

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歴史は、つくられた。WGIPと「歴史戦」。
第二の道
ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム。占領期の情報計画でGHQが日本人に向けて行った。戦争の罪の意識、日本が悪かったという見方を広めた。第一次資料は既に日本語訳されており、存在そのものに論議の余地はない。
WGIPとは
白い宣伝は出どころを明かして伝え、自分に都合の良い事実を選ぶ。黒い宣伝は出どころを隠して伝え、多くの場合内容は事実でない。使い分けることが心理戦の要点だった。
二つの宣伝
心理戦の研究で米国の学者が戦時に大量動員された。日本人の性格を研究した論文が土台に。対日心理作戦が占領の設計図になり、GHQの民間情報教育局が実行した。起源はアメリカの対日心理作戦にある。
どこから来たか
よくある言い方は「WGIP一つで日本人は洗脳された」で、陰謀論として片づけられてしまう。実際は心理戦と政治戦が複合して働いた。だから一次資料で丁寧に検証する。単純化した瞬間に議論は負ける。
よくある誤解
アメリカは国立公文書館、議会図書館、各大学図書館。イギリスは国立公文書館、サセックス大学図書館。カナダは国立公文書館、ブリティッシュコロンビア大学。意見ではなく原文書で語る。
資料はどこに
国連やユネスコで登録や勧告が争われる。教科書の記述が変われば子どもの認識が変わる。感情では勝てず、一次資料と手続きで反論するしかない。
歴史戦とは

親も、学ぶ

現代版親学 OYA-SCHOOL。

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親も、学ぶ。現代版親学 OYA-SCHOOL。
第三の道
親を責めるための言葉ではない。子育ての仕方は自然には身につかず、習わないと分からない。学校でも職場でも教わってこなかった。だから親が安心して学べる場をつくる。
親学とは
大平政権の政策研究会が家庭基盤の提言をまとめ、臨時教育審議会で「親となるための学習」が答申に入り、研究会が六十時間を超えて議論して親学の教科書ができ、親学推進協会として形になった。
生まれるまで
よくある言い方は「親のせいだと責めている」「特定の家族像を押しつけている」。実際は学ぶ機会がないことを問題にし、支える仕組みをつくろうとしている。
よくある誤解
育ちの順番=何歳に何が育つのかを知る。愛着=安心できる関係が土台になる。感じ取る力=子どもの声にならない声を受け取る。親自身が育つ=子育ては親が育つ過程でもある。
何を学ぶのか

心を動かすもの

感知融合の道徳教育。

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心を動かすもの。感知融合の道徳教育。
第四の道
心理学者ハイトが示した心のかたち。象は直観と情動でとても大きく、実際に進む方向を決めている。乗り手は理性でとても小さく、象が進んだ後で理由をつける。動いているのは象のほう。
象と乗り手
判断は直観で決まり理屈は後から来る。話し合いが終われば元の自分に戻る。上手に推論することを教えて倫理的にふるまわせようとするのは、尻尾を振って犬を喜ばせようとするようなもので、因果関係が逆。
なぜ効かないか
人が善し悪しを感じるときの拠りどころ。ケアと公正、自由、忠誠、権威、神聖。どれを重んじるかで対立が起きる。
六つの土台
これまではジレンマを話し合って考えさせ、乗り手だけを訓練していた。感知融合は感じる力と考える力を一緒に育て、象そのものを育てる。
何を変えるか
人の本体は情であり、知や意は着物のようなもの。自分の情が幸福と思う、それが幸福。情がなければ道徳は存在し得ない。教育は何よりも情をつくるべきで、情操教育を第一の目標とすべきである。
岡潔の言葉
感じる、受け取る、考える、行う。この循環の中心に情がある。見止め聞き止めざれば留まることなし。
情を育てる

図解は髙橋史朗のnote記事をもとに、要点を抜き出して構成したものです。 詳しい論拠と出典は各記事にあります。記事アーカイブ →